がんステージ4になった元ボクサー竹原慎司さんを支えた妻の闘病記録。
フィットネスとはテーマは離れていますが、二人に一人はガンになる時代。
誰一人して他人ごとではない病気で生活習慣が大きな原因となるものなので選ばせていただきました。
この本の特徴は竹原慎二さんの奥様、竹原香織さんがネットや本、メディア、口コミなどありとあらゆるガンに関する情報の海を二つの視点で本質を見極めようとするところです。
一つは、偏らずフラットな視線。
もう一つは効果は人それぞれ、当事者にその治療や食事、食品があうのかどうかを見定める視点。
他の人には効果があっても
当の本人には効かないかもしれない。
あくまでも、【第三者の目線】で他の「〇〇がガンに効く!」という【中の人】の目線にならずに食べ物や習慣をピックアップしている点が他の本の内容と違うところです。
私もガンで父親を亡くした経験があります。
色んな本や雑誌、口コミなどの情報を集めました。
しかし、時間や金銭に限りがあるので全ては選べませんでした。
有効とされている治療や食事を完璧にやりきるのは、身体にはいいかもしれませんが精神的には相当ストレスが溜まります。
治そうとして選んだもの(または事)が短期的な結果に左右されて本人や周りの家族のメンタルにも負担をかける。
その事が「本当にこれでいいんだろうか」と進んでいる方向に疑心暗鬼になりもします。
そんな困難を家族で乗り越えている姿が
現在の竹原さんの順調な経過に現れていて何より!
仕事にも復帰しており、叶えるための短期と長期の目標も設定し、助け合いながら生活をしているようです。
誰もがかかる可能性のある病気ということは、これから益々情報が増えて取捨選択が難しくなるという事。
そんな時は竹原ファミリーのように、第三者の目で見極め、もしもの時のために備えたい。
そんな時に手にとる最初の本としてもお勧めいたします。
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