コピーライター 糸井重里さんと脳の研究者 池谷裕二さんが対話形式で脳に関する事を生活の中にある感覚と結びつけてくれる読んでて気持ちイイ本。
誰しもが経験したことある感覚(でもたいした事じゃないのですぐ忘れるような小さな感覚)が、実は脳の「しわざ」だった
ーーという実例がたくさん出てきます。
例えば自分なんかは、仕事でまとまった文章などを作らなくてはいけない場合、頭の中で文章の組みたてプランを作るものの、中々うまく進まない…なんて事がよくあります。
そんな時はとりあえず、できていなくても、何かしら文章を入力をし始めると…
途端にやる気とアイデアが浮かんでくるのです。
これは脳科学の中ではこういう事みたいです。
やる気を生み出す場所は脳の「側坐核」という場所にあり、そこの神経細胞がやる気を起こさせるのですが、刺激が与えられないと動かない。つまり、やる気がない場合でもとにかく、やり始めるしかない!
逆にやり始めちゃえさえすれば、神経細胞にスイッチ入り調子がでてくる。
ナルホド…
……知らず知らずのうちに、生活の知恵みたいなものと、脳の働きは案外結びついてるのかもしれませんね〜。
さらに嬉しいニュースが!
意外にも脳は30歳や40歳を超えた方が活動が活発になるそうです。
記憶力などは、若い方が優位ですが、一見違うと思われたものが実は根底でつながっている…というような横の繋がりに気づく能力は年齢を重ねると上がるそうです。イェーイ!
物事の比喩表現がやたらうまい人…これが正にそういう事ですね。
そして何歳になっても…というのは筋肉も同じ。
命ある限りどんなに高齢でも身体を動かすことにより、筋肉がつく事が証明されています。
つまり、何歳になっても、
身体は変わる。
脳細胞も変わる。
もう歳だから…
イヤイヤイヤ。
「挑戦を諦めた時に人は老いる」
かのアントニオ猪木もそう言っていました (笑)
やれる事の役割も年齢によって変わってきます。その都度その都度、自分のなりたい自分に向かって、脳も身体も活性化させていこうではありませんか!
いくぞー!
1 2 3 ダー!!
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